『大帝の剣』 2012年03月05日視聴 TSUTAYAレンタル
全国東映邦画系映画館にて、2007年04月07日放映。
遠藤憲一:権三
出演:阿部寛、長谷川京子、宮藤官九郎、竹内力、黒木メイサほか
原作:『大帝の剣』
著:夢枕獏
角川文庫、461p、ISBN-13:978-4041626139
というわけで、原作未読。
設定からして荒唐無稽。始まりは、宇宙船にオリハルコン。
「かーさん、これ時代劇じゃなかったっけ?」と一緒に見ていた息子が笑う。
宇宙船が宇宙船喰ってるし?
映画って画面が全体的に暗いでしょう。我が家の壊れかけブラウン管テレビじゃ、もしかしてエンケンさん出てきてもわからないんじゃないかと、実はちょっと心配していた。
が。そんなものは杞憂だった。出てきた瞬間にわかりましたよ。(←当然)
でも、全っ然、エンケンさんらしくなかった! (←誉め言葉ですから)
「え? まじ? これ遠藤憲一?」と息子が言ったくらいに。
宇宙人に身体を乗っ取られたマタギの役でしたけど、身体を乗っ取られる前からすごかった。息子にはそれがエンケンさんだとわからなかった!
乗っ取られた後はもっとすごかったし。実は、ワタシも時々不安になってまして。これ、ホントにエンケンさんか? スタントさんじゃないの?(特殊メイクしてたし) なんて。でも、台詞があると、あ、ちゃんとエンケンさんだとわかる。
何て言いますかね、動きが化け物じみているんですよねー。(←誉め言葉ですから!)
動きが機敏でも、阿部ちゃんのような力自慢でもなければ、忍者の動きとも違う。人間離れしてるんですよね。所作ひとつの事だと思うんですけど、息子と2人でその化け物っぷりに感動してしまいました。
生き返る様も、化け物らしかったし。
こんな遠藤憲一さんが見られただけでも、もう一見の価値あり!
作品全体としては、前半の面白みが後半欠けたように感じました。(←エンケンさんが出てないから?笑)
VFXとかは詳しくないんで、違和感感じませんでしたね。
原作未読ですが、夢枕獏さんの作品にあるエロティックさが削がれていて、その分、冒険活劇風に仕上げられているんじゃないでしょうか。男の子向けかなぁ?
面白く笑いながら見ましたけど、娯楽作品とはいえメッセージ性が薄かったのが残念だったように思います。何を伝えたかったのかワタシにはわからなかったので。
あ。竹内力さんの化け物っぷりは、これはこれで凄かったです!
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