『きな子 ~見習い警察犬の物語~』 2012.03.09(Fri)視聴 TSUTAYAレンタル
公式HP 2010年08月14日公開
遠藤憲一:望月遼一
出演:夏帆、寺脇康文、戸田菜穂、山本裕典、平田満ほか
香川県を舞台に、警察犬にチャレンジし続けるラブラドール・レトリバーきな子と警察犬訓練士を目指す少女・杏子の実話から生まれた物語。
本物のきな子:
きな子頑張る! 丸亀警察犬訓練所HP
軽い気持ちで見始めたつもりだったけれど、案外、真剣に観てしまった事に驚いた。
全体的にファンタジックな仕上がりで、ジブリ作品を実写化したような感じがする。
きな子と一緒に歩く新奈(にいな):大野百花ちゃんの姿は、まんま、めいちゃん。
遠藤さんは、主人公である訓練士を目指す少女・望月杏子:夏帆の父親役。
この父親が警察犬・エルフと共に山で遭難した?少女を助けるシーンから物語は始まる。
このお父ちゃん、大変カッコイイ親父である。
パートナーであるエルフとの連携もばっちり決まっているし、ずぶ濡れになりながら少女を助けた時の頼もしさも抜群。そして、救助を終え、帰宅したときの笑顔は最高。
ああ、こんなお父ちゃんが欲しい!
と言ったら、隣りにいた息子が苦笑した。
「授業参観にスーツ姿で来たら、みんな引くよ?」
い、いいいいいぢゃんかっ! ←言い返せないところが我ながら笑える。
ストーリー的に目新しさはなかったように思う。時々、物語の繋がりが乱暴かもと思える箇所もあった。
にも関わらず、ワタシは結構見入っていたわけで。やっぱ、動物モノって反則的な感じがするな(笑)
景色は美しかったなぁ。
一瞬出てきた瀬戸内の海とか、以前見た穏やかと青さを思い出す。
広々とした訓練所と一本の樹は、ワタシ的にツボ。ああいう場所は懐かしさを覚える。
こういう物語を見ていると、結局の処大人or親の役割なんて、基本を叩き込むこととホンの少しの助言を差し出すこと、後は見守ることがほとんど全てと言っていいのかも知れない。若者が(←ホントは若者じゃなくんてもいいんだけど)何かを為すためには、自分の意志で動くことが必須で、それは周りの人間にどうこうできる類のものじゃないんだろうなぁとしみじみ。
でも、この待ってるだけ、見守るだけって案外大変でござる。
手を差し伸べてしまう方が、慰めてやる方が、ずっとずっと楽ちんなのだが。
うん。難しいものだよね。
エンケン父ちゃんの笑顔を思い出して、頑張るしかあるまい。
などと思ってしまうかーちゃんであった。
[1回]
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